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NAPTを越えた端末の移動時のTCPコネクション維持による移動透過性保証プロトコル


本研究では、 インターネットにおいてNAPT配下とグローバル空間との間でNAPTをまたいだ端末移動が行なわれる場合でも、 TCPコネクションを維持することによって移動透過性を保証するプロトコルを提案する。

現在のインターネットにおいて、 一つのIPアドレスを複数の端末が共有する、ないしファイヤウォールとして利用する目的で、 NAPTがよく利用される。 しかし、NAPTは端末のIPアドレスとポート番号を変換する機能とともに、 外部からの接続要求を遮断する性質を持つ。 このような状況ではネットワーク層による移動透過性の保証には限界があり、 トランスポート層における保証手法が必要となる。

本研究では、 NAPTの関与した移動時にも対処可能な再接続手順の制御を行なうための手法として、 TCPコネクション維持プロトコルを提案する。 このプロトコルは、端末の移動情報を交換するプロトコルと拡張されたTCP、 さらにTCPコネクションを中継するプロキシで構成されている。 これによって、NAPTの存在に関わらず、 端末の移動後に通信を再開させることが可能となる。


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